大塚国際美術館

⭐️大塚国際美術館

(B3Fは16世紀まで)
彫刻家、ミケランジェロの描いた大聖堂
→太陽と月が作られ、エレミア(30代のミケランジェロの自画像と言われる)
60代の時、「最後の審判」の絵を描くよう指示された。キリストやマリア様が描かれた。マリアはラピスラズリという染料で青く染められたものを身につけているのが特徴。天国と地獄、12人の使徒。剥がされた生皮が60代のミケランジェロの自画像と言われる。
地獄側のリストの方がでかい。
四隅の天井画は全て英雄画で、そのうち首を切られた姿がミケランジェロの自画像と言われる

フェルメール)17世紀
ラピスラズリの青は金と同じくらい高価だった。背景を黒で塗り潰し、色数が少ないのが特徴。どこから見ても目が合う!
生まれ育った、デルフトの眺望という風景画もすごい。やっぱり額縁いい。
宿屋経営で12人の子宝に恵まれ、裕福だったと言われる


エルグレコ…ギリシヤ人?
大祭壇を作った
弟子12人はそれぞれ死に方が違う。アンデレはx型の磔の系、バルトロマイ(インドに洗礼に行った)は生皮を剥がされ…など。


キリストの前にはディオニュソスという神様が信じられていた。避暑地…ポンペイに描かれている。女性の結婚指輪などの儀式もこのあたりですでに確認されている。
涼しい(^^)  噴煙に守られる形で、鮮やかな赤さ(ポンペイレッド)が残った、と言われる。

ポンペイには、アレキサンダー大王が描かれた世界最大のモザイク(細かいタイル張りの床)やオデュッセイア風景画も残されていた





モナ・リザ…リザ夫人、という意味。
ダヴィンチは、モナリザと他2点のみは手元から離さなかった。死する時、弟子に譲った。

レンブラントの夜警、平和なオランダ、18人の軍人を描いた肖像画。絵に自分と奥さんを描き足したことで訴訟問題になったらしい。

スペインコーナーは、登場人物もスペイン顔だわ
パラスケス・デイエーゴの描いたラス・メニーナスが有名。※ピカソがのちにデフォルメして描いた

モネの睡蓮の間。
柳が描かれているのが大睡蓮。

ゴッホのひまわりを武者小路実篤財団が復旧
宝塚歌劇、現地で見たかったな…


▪️感想
絵画は聖堂などに描かれている。キリスト教の聖書を詳細に取り入れたもので、識字率の低い時代の経典のような役割もしていた

紀元前、ローマではギリシヤ神話におけるエピソードやアレキサンドロス伝が陶器に描かれているものも残されている。やや平面的ではあるが人体を正確に再現した物が多数。

聖人崇拝が高まる中で、聖人の棺に描かれた肖像を、単なる肖像画ではなくその聖人そのものという思想が育ち、聖画像(イコン)が生まれた

アンチキリスト教の象徴として、龍がよく描かれている

この美術館では、陶器は表面をプリントし、凹凸のある平面画風に掲示されている

外にあるトルコのカッパドキア聖堂など、ひんやりした空気感、砂の床などトリップ感半端ない

受胎告知描かれまくり
ダヴィンチの女性画は本当に美しい

ルネサンスを経て、バロックでは聖母マリアがどんどん若く描かれている。年寄りが水を浴びることで若く美しくなる絵もある。
若い女性、白い、無垢なる神聖さを至上とする宗教的なルーツの根元には
健康で、他者との交わりがないことが証明できる「若い処女」を求める人間の本能がある気がしてならない

あとは、受胎告知やキリストの亡骸を聖母マリアが抱くピエタ、十字架降下などの聖書における重要なエピソードが著名な画家によつて描かれている。中世において絵画は宗教と深く結びつき発展してきたことがうかがえる。
歴史的にこれまで大多数の人が、信仰を重ねてきたというスケール感にびびった。礼拝堂や宗教画は本当にたくさんの人の拠り所として活き続けてきたのだ。